疲れているときのライティング…糖質摂取で集中力は高まらない?

本業の傍ら、勤務後に自宅でライティングの副業に励むという会社員の方は多くいらっしゃるでしょう。ライティングというと、「もしかしてコピペでいいのでは? なんだか楽そう」なんて思う方がいらっしゃるかもしれませんが、とんでもありません。

皆さんも学生時代には、レポートをコピー&ペーストで提出することを考えられたこともあるかもしれませんが、あれは完全にNGでしたよね。

「実際バレないでしょ」と思ってもプロが見ればすぐにバレてしまいます。コピペに関しては簡単に発見できるツールもありますからね。

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簡単ではないライティングの副業

ライティングというのは非常に難しい副業であると言えます。情報を色々と調査して、それをきちんと解釈したうえで、それを文字として起こし、分かりやすい文章にまとめる作業。あるいは自分の経験を洗い出し、それを時系列に、分かりやすく論理的に説明する作業。何よりもアタマをよく使う副業であると言えるでしょう。

ライティングでしっかりと稼いでいきたいと思っている方は、タイピングの精度やスピードもさることながら、どれだけ情報や自分の思考を整理でき、そしてそれらを文章としてアウトプットできるかという点が問われます。

さらに、案件によっては、記事の内容にふさわしい見出しの設定を要求されたり、画像の添付を要求されたり、外部へのリンクの設定を要求されたりと、単なる執筆だけではなく追加で別の作業をしなければならない案件もあります。

記事の目安の文字数としては2000文字程度のものが多い印象です。単純に文字を入力するだけであれば、それほど時間がかからないという方も多くいると思いますが、文章の内容や構成までしっかりと問われるライティングとなると話は別です。

あれこれ考えながら、文字を打ったり消したりということを繰り返していくと、段々よく分からなくなってきて、集中力が落ちてきてしまいす。こうなるといつまでたっても終わりません。

「甘いもので集中できる」は間違い?

ライティングをしていて集中力が落ちてきてしまう場面というのは必ずあります。特に、多くの方は日中通勤時間も含めて10時間程度の本業を終えてから、夜の疲れている時間帯に執筆するケース。

よい記事を執筆していくためには、ここでしっかりと集中力を回復させることが大切です。集中力が欠如している状態では、脳も機能不全になりますし、そうなると柔軟な思考も有意義な情報収集もできません。

そんな時、多くの人はチョコレート等の「糖分」を摂取することを選択肢として考えるのではないでしょうか。実は、これが結構大きな間違いなのです。確かに、糖分を摂取すると、ブドウ糖が脳に行きわたり、脳が活性化するとは言われています。それは事実です。

しかし、それは短時間の効果しか得られないというのもまた事実なのです。例えば、集中力を高めようとチョコレートを1粒摂取した時、果たしてその1粒だけでその後の数時間ずっと集中することができたという方はいらっしゃるでしょうか? おそらく、ほぼいないと思います。

ほかの例でも考えてみると、昼食後、やたらと眠くなるのってなぜだか気になりますよね。あれも実は、糖分の影響によるもの。多くの方は、昼食時にご飯やパンなどの炭水化物を摂取しているはずです。外食に出かけて炭水化物を摂取しないケースは稀です。

炭水化物などの糖質を摂取すると一時的には脳はクリアになりますが、その後は眠気を催したり、集中力を低下させたりしてしまうのです。ライティングにおいて、「あと200文字」とか「あとたったの数行」という場面で最後の最後に集中力を発揮したい場面では、糖分の摂取は有効でしょう。しかし、長丁場で考えた場合には、頑張るために糖分を摂取するのはおすすめできません。

集中してライティングができるファスティング

それでは、どうすればいいのかというと、一番の選択肢は「何も食べないこと」です。

「ええ?」と思われるかもしれませんが、本当に長く集中力を発揮させるためには、実は何も食べないというのが最も効果があります。それは私自身も実感しているところです。

私は基本的に、朝に記事の執筆、夜にこれまで書いてきた記事の編集といったような形でライティングをしているため、夜はそれほど集中力を発揮する必要がありません。しかし、案件が増えてくると、どうしても夜の時間に執筆をしなければならない場合もあります。その際には、執筆が終わるまでは絶対に何も食べません。

この方法に出会ったのは、本当に偶然の経験によります。以前は私は毎日家に帰ってから、しっかりと夕食を食べ、そしてちょっとリラックスした後に執筆を始めるという形をとっていました。しかしある時、あと2時間後が納品期限という案件があり、「これは夕食を準備し、食べていては遅れてしまう!」と思い、何も食べずに記事を執筆しました。

すると、驚くほどにハイスピードで執筆ができ、無事に納品が完了。クライアントさんからも「満点の出来です」と高評価をいただくことでができました。

もちろん、火事場の馬鹿力的なものが働いたのかもしれません。しかし、私はいつもとは全く違う集中力が発揮できたのは「食事を摂らなかったから」なのではないかと思い、その後も継続的に実践してみると、やはり同様に高い集中力を発揮し、本業の後である程度疲れていた状況でも、脳がクリアに働いてくれたのです。

現在は、基本的には帰宅後は夕飯を食べるようにしていますが、緊急の案件が入っている時なんかは、絶対に何も食べずに作業をするようにしています。

「何も食べないなんて、むしろ疲弊して何も書けないのでは…」

と疑問に思う方もいるでしょう。しかし、騙されたと思って実践してみてほしいです。自分の体が一番正直ですからね。世間でもいわゆる「ファスティング」の効果として、脳力アップや集中力の向上は有名です。ちなみに、ファスティングは美容や健康面、そして経済面でも大きな効果を発揮してくれます。