薬剤師の激務を支える食事はバナナとブロッコリー!注目の栄養素は?

成分のスペシャリストである薬剤師の人が、自分の健康のために何を選ぶのか興味がありますよね。

過疎地でハードワークをこなす20代男性薬剤師のエピソードを紹介します。

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私は調剤薬局で薬剤師として働いています。薬局内で医師の処方箋を元に調剤して患者様に薬をお届けする仕事です。

場合によっては命に関わることもあるため、ミスが許されず、神経を使いながら働いています。

一般の方から見れば、地味で単純な作業に見えるかもしれません。しかし、元の医師の処方が間違っているかもしれない、今回出す薬は患者様が今飲んでいる薬と一緒に飲んではいけないものかもしれないなどと、頭の中では様々な考えを巡らせています。

仕事量としては、1人の薬剤師あたり1日に40人の患者対応、月間では800人程です。また、私が住んでいる過疎地域では絶えず人手不足で体調を崩しても休めないことが多いのが現状です。

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体調管理のためにバナナとブロッコリーを摂取

ある日、忙しく連勤が続き、睡眠不足とも重なり、高熱を出して寝込んでしまいました。扁桃腺も腫れてしまい、医師の診察を受けると、原因は疲労蓄積による免疫力低下でした。

その日は、高熱にもかかわらず、仕事を休むことはできず我慢することしかできませんでした。その苦い経験から、睡眠時間を確保して、食生活から免疫力を高める方法の勉強を始めました。

リサーチを行った結果、定期的にバナナとブロッコリーを食べることにしました。

バナナをビフィズス菌のエサに

免疫機能を高めるには、第1に腸内環境を改善することが一番だと学生時代の講義でも、医薬品の勉強会でも学びました。そこから更に深掘りして腸内環境改善と免疫機能の関連を調べました。

その結果、免疫細胞の約7割は腸内に密集しており、腸内環境を改善することで、免疫細胞を強化できることがわかりました。免疫細胞を強化して病原菌やウイルス等の外敵を排除するとういう考え方は理にかなっていると考えました。

その後、摂取しやすく腸内環境改善によい食材を探した結果、バナナが上がりました。

安価でどこでも手に入るので継続することも簡単です。バナナに多く含まれる糖質の中の1つに「フラクトオリゴ糖」があります。フラクトオリゴ糖は善玉腸内細菌「ビフィズス菌」のエサとなり、ビフィズス菌の動きを活発にして、腸内環境を改善します。

また、食物繊維を豊富に含んでおり、便の排出を促し、腸内を浄化してくれます。更に豊富な糖質は、脳の栄養補給に必要不可欠であり、知能労働の助けになります。以上のことから、バナナは摂取するといいことがたくさんある食材であることがわかりました。

ブロッコリーでビタミンをバランスよく摂取

免疫力を高めるには、バランスよくビタミン摂取することも大切です。

特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを摂取することが免疫力向上に効果的です。

まず、ビタミンAは血管の強化、気管支の粘膜の強化、粘液の分泌を増加する効果があり、免疫細胞の働きを活発にします。

次にビタミンCにはウイルスの増殖を阻止する効果があります。最後にビタミンEは血行を改善して皮膚の抵抗力を強化します。

以上の効果が見込めるビタミンA、C、Eを効率よく摂取できる食材はブロッコリーであることがわかりました。しかし、ブロッコリーは調理が必要であり、その調理法も様々です。そこで、ビタミンA、C、Eの吸収がよい調理法を調べました。

ビタミン、栄養素は熱に弱く、長時間加熱すると摂取率が下がってしまいます。そこで私は生で食べる、もしくは短時間さっと茹でてドレッシングで味付けして食べています。

このようにして、定期的にバナナとブロッコリーを食べる生活を始めて1年経過していますが、大きく体調を壊さなくなりました。効果を数値化することは難しいですが、少なからず効果はあると信じて毎日の仕事を乗り切っています。

ところで、ビタミンA、C、Eは美容の分野では「ビタミンACE(エース)」とも呼ばれ、美肌に役立つといわれています。体の中から栄養を補ったら、体の外からのスキンケアによって美肌を保つことができるでしょう。忙しい中とはいえ、ストレスや年齢に負けず若々しい見た目をキープしたいものです。年齢肌に対抗するスキンケアとして、松田聖子さんのCMでもおなじみのアスタリフトがあります。こちらには、肌のハリ不足をサポートしてくれるしっかりとした成分が含まれているそうです。毛穴引き締め効果は本当?アスタリフトの口コミ