調理師が体調不良を乗りこえた食事改善…コンビニおにぎり&チキン

学校給食をつくる調理師ともなると作業量も膨大。子どもたちの食事をつくりながら、自分の食事はおろそかに…といった皮肉な現実もあります。

3時間で3000食の給食調理にたずさわった50代女性のハードワークを紹介します。

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とある市にある学校給食センターで、調理士の仕事をしていました。

そこでの仕事内容は、3000人の児童・生徒分の給食を、15人で調理する、というものでした。

キャベツ200kg、玉ねぎ250kgの処理なんていうのはざらにあり、朝の8時から昼11時の約3時間という短い間に給食を作らなくてはならないため、とにかく作業の迅速性が求められる仕事でした。

給食には髪の毛やゴミを入れてはいけないため、素早さの他に、作業の丁寧さも求められます。

丁寧かつ素早く、大量の食材を処理するとなると、2時間程ぶっ続けで、野菜のヘタを落としたり、切ったりと、包丁を握り続けることも少なくありませんでした。

そして、処理した野菜などは大きいかごに入れて運ぶため、一人で40kgの物を持つこともたくさんあり、文字通りのハードワークでした。

調理師の仕事に追われて体調不良に

仕事を始めてから少しすると、大量調理の厳しさとやりがいを感じ、仕事をどうこなせば良いか分かり始めました。

この頃から、もっと仕事の効率を高め、貢献できるようにがんばろうと思うようになりました。しかし同時に、なぜか重いものが持てなくなってしまったり、包丁で指を切ったりしそうになってしまうようになりました。立っているだけでもフラフラしたり、集中力がなくなったりしてしまうこともありました。

ふと、このままでは、給食の提供時間に影響してしまうだけではなく、誤ってゴミを入れてしまったり、食中毒を起こしてしまったりするのではないかと考えました。

自分の行動で多くの人に迷惑をかけかねないと、非常に危機感を覚えました。

この状態を続けてはいけないと、体の不調の要因を考えることにしました。ただ、お昼ごはんは、自分たちで作った給食を食べているし、夜ごはんは何品も作って食べているし、食事が原因ではないのかなと思っていました。

しかし、他に不調の要因が思いつかないため、インターネットなどでよくよく調べてみると、朝ご飯の内容が、1日の体調に関わることを学びました。そのときの自分は、朝が早かったため、朝ご飯を食べていませんでした。

食事を改善!おにぎり&チキンで時短に成功

朝ご飯について、もっと深く調べることにしました。

その結果、朝ご飯を食べないと、日中体温があがらず、1日中ボーっとしたり、集中力がなくなったりすることが分かりました。

さらに、朝ご飯は、糖質だけではなく、たんぱく質もとらないと、1日の体調が優れないことも分かりました。

そうと分かったので、時間のない朝でも買ってそのまま食べられるコンビニのおにぎりを取り入れました。

しかし、それだけでは、たんぱく質がとれないので、他にサラダチキンを買うことにしました。

おにぎりは糖質源であり、安価で手軽に食べることができるため、当時は重要な食品でした。また、サラダチキンは貴重なたんぱく源であり、手軽に食べることができるので、とても重宝しました。サラダチキンに飽きたら、スモークチキンにするなど、味付けのバリエーションがあるのも助かりました。

この2つの食品を食べるようになってからは、日中体温があがっているのを感じました。すると不思議なことに、集中力が続くようになったり、重いものでもすんなり持ち上げられるようになったりと、体の不調を感じることがなくなりました。

しかし、おにぎりばかり食べていると、飽きてきてしまうため、そのときはチャーハンを作って食べるようにしました。チャーハンは、前日の夜の余りごはんを使って簡単に作ることができるので、忙しい朝にはもってこいでした。ごはんの他に卵も使っているため、たんぱく質をとることもできます。そのため、チャーハンの日でも、体の不調を感じることがありませんでした。