コロナ以前からリモートワークを推進した会社は出社禁止の決定も早い

私の会社は上場企業の子会社で、主な業務内容としては「本社及び子会社の経理請負・システム開発・営業等」をしています。

元々、リモートワーク自体は2017年頃から一部の課で試験的に開始されており、2018年頃から全社的に在宅勤務制度を拡大していた経緯がありますが、設備が整っていない等の理由から、実際に制度を使用していたのは一部の管理職のみでした。

コロナ以前からリモートワークを推進

そのような中で、やはり育児や介護等の特別な事情を抱える社員からは不平不満の声が多かったようで、2019年頃からリモートワークを積極的に活用しようとする動きがでてきました。

そして今年に入ってから1月には設備(PCやWIFI等)を整え、2月には全社員が週2回リモートワークを実践する「テレワーク日」を設定して、多くの社員が週に複数回のテレワークを実践するようになってきました。

出社禁止の決定も早かった

その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って上記「テレワーク日」を一時的に廃止し、全社員が基本毎日リモートワークすることとなりました。

3月下旬からは全ての部門で特別な事情がない限りは出社は禁止で、原則リモートワークとなっており、やむを得ない事情等で出社が必要な場合は、管理職の許可を受けて出社をしています。

リモートワークは育児がしやすい

私自身は、リモートワークは非常に良いと感じています。在宅勤務となったことで通勤時間が削減され、体力的に楽になりました。また、会議回数や電話取次の回数が減ることでデスクワークに集中できるようになりました。

また、私は2人の子供(2歳と3歳)がいるため、仕事をしつつ育児ができるようになり、これまで以上に「ワークライフバランス」が取れるようになったと感じています。

個人情報や機密情報などセキュリティー面でも、現在まで漏洩事故等は発生していないため特段問題はありません。

オーバーワークになりやすい

一方、リモートワークによるデメリットもいくつか感じます。まず、メンバー間のコミュニケーションがこれまでより減ったため、業務上の質問が気軽にできなくなっています。

リモートワーク中は時折孤独感を感じる瞬間もあり、オフィスで無意識に行なっていた気軽な声がけ・会議前後の雑談・廊下での立ち話等の気軽なコミュニケーションが懐かしく感じます。

また、業務を効率化できる面があるものの、リモートワークは公私の切り替えの難しさがあり、オーバーワークになる社員が増えているとのことです。

当初リモートワークについては「さぼる人がでるのでは?」という課題が懸念されていたのですが、実際はその逆で「在宅だからこそ働きすぎてしまう」社員が多くでてしまっています。

ソフト面でも全社員がリモートワークをしているせいで、日によっては社内ネットワークが不安定になり、これまで何事もなくできていたPC作業(エクセル、ワード等)ができなくなるといった課題もでてきています。

オンライン飲み会でコミュニケーション

会社毎で出てくる課題は違うと思いますが、出てきた課題に対して社員同士しっかりコミュニケーションを取って改善策を検討していくことが一番重要と考えます。

私の会社でも、上記課題については色々な改善を実施しています。例えば「メンバー間のコミュニケーションが減っている」問題に対しては、オンライン飲み会を実施することでコミュニケーションを促しています。

この飲み会では、各家庭の子供が参加したり、各自の部屋や趣味を披露したりして、プライベート環境を活用することでリモートワークだからこそ実現する社員間コミュニケーションを増やしています(もちろん飲み会は強制参加ではありません)。

また、「在宅だからこそ働きすぎてしまう」問題に対しては、会議を早々に切り上げて管理職が積極的に雑談を振ってさりげなくメンバーの体調を管理したりして、コミュニケーションの円滑化・活性化を図っています。

ソフト面については専門的な面が強いためすぐに改善できるものではありませんが、これは本社&子会社のIT部門が一体となって課題解決に向けて検討を進めています。

IT企業の経理職がリモートワークを経験して感じた限界と課題
私が勤めるIT関連の会社では業績が右肩上がりに推移しており、業務拡大による人員不足が課題となっておりました。 しかしIT業界は納期が迫ると朝早くから夜遅くまで仕事をこなす必要があり、深夜まで働いて家に帰れずホテルで一夜を過ごしてまた出...